Mo Dao T3-10 ハイパワーレーザー対UAVシステム

魔道T3-10高功率レーザー対UAVシステムはレーダー探知機器、レーザー攻撃機器、指揮・統制・監視装置から構成されており、さまざまな種類の無人航空機（UAV）を検出および対処が可能であり、特に「低空飛行、低速移動、小型」のドローンに対応しています。

システムは主要エリア周辺の8km半球範囲内で昼夜を問わず連続的にUAV群を検出し識別することが可能です。最大50個のターゲットの飛行経路情報を正確に取得できます。システム内蔵のAIベースの指揮統制システムにより、ターゲットを自動的に照合・各機器に割り当てます。4.5kmの範囲内でターゲットへの高精度連動追尾および攻撃を実現します。

システムは優れた追跡および攻撃能力を備えています。テストの結果、最大100 m/sの速度と極限の機動性を持つレーシングドローンを安定して追跡できることが示されています。また、UAVが遠方からシステムに向かって飛来する際、4.5 kmの範囲内でセンサーを無力化（ブラインド）し、2.5 kmの範囲内で無害化することができ、重要エリアのセキュリティを確保するための強固な防御ネットワークを構築します。

機器は高集積かつコンパクトで、さまざまなキャリア（例：民間用ピックアップトラック、無人車両、装甲車両など）に搭載可能です。展開および撤収に要する時間は5分未満です。複数のT3装置を分散配置して運用可能であり、外部の指揮ネットワークに接続するか、単一のレーダーによって知的に誘導することもできます。

システム動作距離図

システムは、空間アレイビーム結合技術、長距離高エネルギー・レーザービーム制御技術および効率的な熱管理技術を採用し、長距離レーザー攻撃能力および連続発振能力を実現しています。本システムは応答性に優れ、精密攻撃能力、長距離対応能力（10kW時で2.5km）、長時間の連続発振時間および短い射撃切替時間を特徴としています。

主な用途:

•紛争および防御シナリオ： 対峙環境下での防御。

•軍事重要地域防衛： 重要軍事施設の保護。

•重要施設防衛： 重要インフラの防護。

•主要イベントのセキュリティ： ハイプロファイルイベントにおける対UAV作戦。

重要な利点

•AIベースの区域阻止： 協調攻撃およびドローンスウォームへの対処が可能。

•インテリジェントターゲット認識および追跡： 高精度の追跡により、迅速にターゲットを識別およびロックオン。

•迅速な無力化： 10秒以内にターゲットを無力化可能。

•精密攻撃能力： 特定のターゲットに対して攻撃を仕掛けるが、周辺への被害はない。

•高安全性の実弾を使用しない訓練： 実弾を使用しないため、非常に安全な訓練が可能。

•密集環境における重要資産への攻撃： 複雑な状況下で、敵の重要資産に対処することが可能。

T3-10 技術仕様